「友達とマイクラサーバーで遊びたいけど、自分は新しいバージョン、友達は古いバージョン…なんて経験、ありませんか?」「わざわざサーバーのバージョンに合わせるのが面倒!」
今回はそんな方のために、異なるバージョンのMinecraftクライアントで接続しているプレイヤー同士が同じサーバーに参加できるようになる、ViaVersionを紹介します。これがあれば、バージョンを合わせる手間なく一緒に遊べます!
ViaVersionとは?
ViaVersionは、異なるバージョンのMinecraftクライアントで接続しているプレイヤー同士が、同じサーバーに参加できるようにするプラグインです。例えば、サーバーのバージョンが1.12.2であっても、プレイヤーが1.13以降のバージョンから接続できるようになります。ViaVersionがバージョン間のプロトコルの違いを自動的に変換してくれるため、プレイヤーは同じ世界で遊べるようになります。
また、サーバーバージョンよりも古いバージョンのクライアントで接続したい場合は、ViaBackwardsやViaRewindといったプラグインを導入することで可能になります。例えば、サーバーバージョンが1.16の時に、プレイヤーのクライアントバージョンが1.15以下でも接続できるようになります。
導入方法
当記事ではプラグインサーバーに導入することを前提として解説します。
- プラグインのダウンロード:ViaVersionはSpigot Resource Forumで公開されている海外のプラグインです。ViaVersion本体をダウンロードしてください。ViaVersion自体には、特に前提となるプラグインは必要ありません。サーバーバージョンより古いバージョンでの参加を許可したい場合は、ViaBackwardsもダウンロードしてください。また、上の図のようにViaRewindを入れるとさらに古いバージョンにも対応させることが出来ます。
- サーバーへの導入: ダウンロードしたViaVersion(および必要に応じてViaBackwards/ViaRewind)を、サーバーの
plugins
フォルダに入れます。 - サーバーの再起動: プラグインを反映させるために、サーバーを再起動します。
使い方と設定
ViaVersionは導入が完了すると、設定の変更不要で異なるバージョンからもサーバーに入れるようになります。
もし、特定のMinecraftプロトコルバージョンをブロックしたい場合など、詳細な設定を行いたい場合は、plugins
フォルダ内に作成されるViaVersion
フォルダの中のconfig
ファイルを開いてください。このファイルでは、アップデートの確認、サポートバージョンの送信、特定のバージョンをブロックする設定、接続切断メッセージのカスタマイズなどが可能です。
コマンド一覧
ViaVersionにはいくつかの便利なコマンドがあります。
- /viaver list: サーバーに参加しているプレイヤーの接続バージョンを表示します。
- /viaver autoteam: 押し合いのチームを切り替えます(問題が発生した場合は無効にする必要があります)。
- /viaver dontbugme: アップデート情報の通知を切り替えます。
- /viaver pps: 参加しているプレイヤーの1秒あたりのパケット数を表示します。
- /viaver debug: デバッグモードのオン/オフを切り替えます。
- /viaver help: ViaVersionのコマンドを表示します。
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